のスペシャル番組が放映されていました。
 あの番組を見ていると、競技ダンスをしていた頃のこと、思い出します。

 結果発表を待つときの気分。
 結局、小心者の私は、あの紙を直視することが出来なくて、いつもリーダーに見てもらって、結果が出てから、そろそろと張り紙のところに行って確認してました。
 受験番号を探す受験生の気分。
 特に、「あまり上手に踊れなかったなぁ」というときなんて、この紙はほんっとに怖かった。
 次にチャンスをくれたら、今度こそちゃんと踊りますから〜、なんて、心の中で唱えて。
 何度も味わった、「番号のないときのがっくり感」。そして、「番号があったときの嬉しさ」。
 芸能人社交ダンス部を見るたび、あの気持ちが記憶の底から浮かび上がってきます。

 足が痛くても、踊りつづけたかったあの頃。
 坐骨神経をいためて、びっこひきながらも、大会に出たくて、無理無理で出場したっけ。
 同じ教室にいた人なんて、足の親指にひびが入っていても、痛み止め打って、大会に出てた。
 周りからは、何やってるの、無茶をしたら後々まで響くよ、と怒られたけれど、それでも出たかった。

 ダンスは魔物だ、って言われる。
 足を踏み入れると、どんどん囚われて、引き返せなくなる。
 私はほとんどモダン(長いドレス着て、ひらひら踊る方のダンス。ラテンのドレスは露出度高くて着られないよ〜)ばかりやっていたのだけれど。
 ふとした瞬間、ダンスの天使が舞い降りる。
 普段、味わったことのないような、至福のダンスが降りてくる。
 泣きそうなくらいの感動‥‥。

 競技をやめてから6年になるけれど、あの感覚だけは忘れられない‥‥。

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