今日はお客様の日。
 その中の1人は初対面の女の子だったんだけど、ひょうきんなことを言っては、みんなを笑わせてた。

 夕方になって、何か食べに行こう、っいう話になって。
 その女の子が選んだ、焼肉とお寿司の食べ放題のお店へと、5人で車に乗って出かけた。
 車に乗ってすぐ、女の子は眠ってしまったみたいで、反応がなくなった。
 私たちはお店に着くまで、今年の花火の話をしたりしてた。
 お店について、女の子に呼びかけても、何も返事がない。目も開けない。身動きもしない。
 あれ、熟睡しちゃったのかな。。
 みんなで代わる代わる呼びかけて、揺すって。
 そしたらその子、小さな声で「放っておいてください」って。
 仕方なく、4人でごはんを食べた。
 もう1人の女性の話では、その子、何か面白くないこととかがあると、いつもその状態らしい。
 なんか変な子だなぁ。ってその時には思った。
 特に、嫌な話をしてもいなかったのになぁ、って。

 ごはんを食べ終わって車に戻ると、その子は小さく体を丸めるようにして、じっと目を閉じていた。
 今日は夜になっても暑かったから、うっすらと汗を浮かべて。
 まるで捨てられた子犬みたいに見えた。

 そうなってしまったのが、私たちが話してた何かが原因なのか、それともその女の子が考えた何かが原因なのか、それはわからない。
 でも。
 辛いときってあるよね。
 そんなときって、人の楽しそうな様子でさえ、鋭いナイフみたいに感じたりするよね。
 そして辛さが大きければ大きいほど、外には出せなくて、内に向かってしまう。

 頑張って、なんて言えない。
 きっとその子は頑張っているんだから。

 帰りの車の中に、重く暗いもやがたちこめていた‥‥。

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